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一番のラップを録れた。でも、途中の一フレーズだけ言い直したい。
そこだけでいいのに、最初から全部録る?
ZOOM R4には、録音済みの一部分を録り直す「パンチイン録音」があります。途中で再生から録音へ切り替え、必要な範囲を録り終えたら、再生へ戻す方法です。
自分のラップで言い回しを試したいときは、録るトラックと切り替える位置を決めてから始めよう。ここではR4の公式説明書に沿って見ていきます。
最初に、録り直すトラックを一つ決める
トラックは、声や演奏を分けて置く録音のレーン。たとえば主役の声と、それに重ねた声を別々に録っているなら、どちらを直すのかを先に決めます。
R4の説明書では、録り直すトラック以外は、INPUT SELECTという録音する入力を選ぶ画面で「―」にするよう案内されています。
再生して聴きたい音と、今から録音したい音を分けるんだね。
声を重ねて録ったあとほど、ボタンを押す前のこの確認が大事です。
いきなり本番へ行かず、まず短い練習録音で試そう。狙ったトラックだけに録音が入るか。そのあと、声を出しながらRECを押すタイミングも確かめてね。
少し手前から再生し、RECで入り、もう一度RECで戻る
パンチインは、再生から録音へ切り替わること。反対に、録音から再生へ戻るのがパンチアウトです。
R4では、次の流れになります。RECは録音キーです。
- 録り直す位置より少し前へ、再生位置を移す。
- 再生を始め、直すところに来たらRECを押す。
- 録り直す範囲が終わったら、もう一度RECを押す。
- 再生を止めてから、録った部分を聴き直す。
二度目のRECで録音が終わっても、再生は続きます。そこで音が鳴っているのを、まだ録り続けていると思わないでね。録音を終える操作と、再生を止める操作が分かれています。
説明書は、録音を切り替えたい位置より少し前から歌い始める方法も案内しています。ラップでも、RECを押した瞬間に慌てて声を出すより、前の流れへ入ってから切り替える練習ができます。
また、前の録音とマイクまでの距離をなるべくそろえるのが、メーカーの示すコツ。言葉だけ直しても、声の距離感が急に変われば、つなぎ目が気になる可能性があるからです。
UNDOの意味も、買う前に分けておこう
R4にはUNDOキーもあります。ただし、説明書で案内されている役割は「直前のバウンス前へ戻す」こと。バウンスは、複数のトラックを別のトラックへまとめる操作です。
どの録り直しでも、このキー一個で何段階も元に戻せる、とは考えないでね。
一方、メーカーの商品紹介では、録音したテイク、つまり一回ごとの録音を、個別の音声ファイルとして保存すると説明されています。前の録音を呼び戻す方法と、UNDOキーの役割は分けて確認できます。
手元で声を重ね、部分的な録り直しも使いたい人向けの候補です。別機種にも似た名前があるので、商品名は「R4 MultiTrak」で確認してね。購入前に、公式の商品情報と説明書の操作が、自分の録りたい方法に合うか見ておこう。
言い直した一行だけでなく、その前後も続けて聴く。言葉が自然につながったかをそこで確かめたら、次のフレーズへ進もう。録り直すたびに、ラップ全部を最初へ戻さなくてもいいんだよ。